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あらゆる事柄に関するレビューログ。 #kaibaricot
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そろそろ、このレビューログでも、私生活に関する雑記を
書き始めようかなと思っています。

最近は、家にただ寝に帰るだけの12時間労働を強いられており、
全くなにも出来ていません。
こんな状態はいけない!ということで、なんとかします。

さて、そんな中、自分を元気づけてくれるのが、
こないだ六本木で行われたポストカード展での有未さんの作品

『天かける』

画質がいまいちなのをどうかおゆるし下さい。

とても素晴らしいドラマチックな作品で、
且つ縁起がいいですよね。

そして、有未さんのキャラクターが感じられる。
以下、勝手な私の印象となってしまいますが、

有未さん独特のユーモアがあります。

絵を見て、「あっ、一応、はしごをのぼってきたのか」
と。

この絵をMACの横に置き、サボテンとならべ、
ぼんやり眺めています。

天かけないといけない。これは義務だ。
そう言い聞かせてます。

・・・気がつけば今年の日曜もあと10日くらいみたいです。
新しい環境で、気がついたことが山ほどあります。

それを活かしたいと思う。


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明日からまた怒濤の日々なので、
今日のうちに一つ更新しておきたかったのです。


幕内さんには大分前から注目しており、
ブログもよく拝見しておりました。
私は、趣味は?と聞かれれば、まず第一に料理と答えます。
ただし、ここ1年くらいは週1〜2くらいでしか料理できていません。

料理するとき、よくその指針とするのが、
こちらの『粗食のすすめ』と
ZIP!のMOCO'S KITCHENです。
もこみち君の料理がなかなかよくて。
私は玄米ばっかり食べています。

とはいえ、私は「粗食」にはほど遠い。
けれども、この本を読めばいかに、
我々がへんてこな食生活を信奉しているかよくわかります。

例えばその一つが「牛乳」神話。
「牛乳」を飲めば身長が伸びるみたいな神話。
ひじきのほうがカルシウム多いんですよ、実際は。
しかもカルシウム摂れば身長伸びるというのは、
実際のところはよくわかっていないらいしい。

「食パン」についても面白い一考察があります。
フランスとかパン大国に行けばわかることですが、
いわゆる「食パン」は日本にしかない。
フランスでパンと言えばバゲットだから。
「食パン」は砂糖漬け食品みたいなものなんですね、実は。


「粗食」と言うと、まるで禅寺で出てくるような精進料理を
思い浮かべるかもしれませんが、
要は典型的な和食という、ざっくりした理解でいいかもしれません。
米をしっかり食べようということ。

身体が資本であるので、とにかく健康でありたいものですね。




今週はとても疲れていたので、何も出来ないままだった。
だから、大好きなジャズでもクラシックでもなく、
1971年の傑作 "High Winds White Sky" by Bruce Cockburn を聞いていました。

こういうのも聞くのです。
ブルース・コバーンはカナダが生んだ不世出のシンガーソングライター。
カナダでシンガーソングライターと言えば、
もちろん、ジョニ・ミッチェルがいますよね。


彼女の最高傑作と名高いアルバム『ブルー』もよく聞きますが、
調べてみると実はこれも1971年でした。
71年は豊作ですね。
ジャケットを見れば一目瞭然ですよね、
このアルバムがいかに優れているか、ということが。
いかに力作であるか、ということが。



どちらも、とてもシンプルな音楽。
うまい具合に力が抜けていて、スッキリする。
「ブルー」自体はピアノ曲ですが、
コバーンの方はすべてアコースティックギターの音楽。

この流れから、
私はマリアンヌ・フェイスフルの『ブロークン・イングリッシュ』
スザンヌ・ヴェガ『Solitude standing』
を聞きたくなってくるのだけど、

黙々とエクセルをつけ、
名刺をカードケースにしまうのには、
これらの曲がとてもいいBGM。

さて、片付けにまず取りかかろう。




まさかの全13話。夏クールで、先日最終回を迎えました。


なんといっても、このアニメを見るきっかけてとなったのは、
石川智晶さんのOP曲。
それまで石川さんを知らなかったのだけれど、
例によって今期のアニメをすべて予約し、
帰宅後眺めていたら、このOP曲の異様さにグッときました。

すごく変わっている曲ですよね。
でも、私はOP曲よりなお、ED曲の方が好きです。



アニメのOP,ED曲って、
あくまでそのアニメの良さを伝えたないといけないけれど、
あからさまにそのアニメの内容を伝えてはいけない。
その鉄則を正確に守りつつ、
石川さん自身の世界観へと昇華させている、
素晴らしい歌です。

最近のJPOPに聞くべきものは何もないから、
むしろアニメの主題歌に佳い曲を見いだしがちです。
抽象的な「友情」とか「愛」とかざっくり歌われても、
ピンとこない感じなのですが、
アニメ主題歌は逆に制約があるからこそ、
歌の内容も具体的で、違いを感じやすい気がします。

歌はアニメの内容を示唆しつつ、
見進めて行くことにより、
「ああ、このことを言っているのか!」と気がつく。

夏クールのアニメでは最高傑作でした。

私はまひるがとても好きです。

案山子の起動音も石川さんが担当されています。
どちらかというと暗い話なのですが、
私は暗く激しい話が好みです。

第二期を切に希望。

早川書房刊。

私は以前からよく思っていましたが、
文学研究とは、なんなんでしょうね。

個人的なことを少しお話すると、
自分自身、その道へ片足を突っ込み、
学費・生活費を捻出するために就業しながら大学院に身を置き、
博士課程を1年目まで行きましたが、心身共に疲れ果て、
全く両立出来ずに中退。
本を読むことは大好きだし、何かを書くことも好きです。
しかし、はじめから最後まで、
文学研究がなんなのかさっぱりわからなかった。
わからなかったから、こうなったに違いない。

自分の専門と称する作家についても、
作品を読めば読むほど興味を失っていきました。
ひどく単調で、同じことをずっと言っているだけに過ぎない。
したがって、ある一定の法則で、その作家のすべての作品を読み解くこと、
割り切ることができる、というのが私の修論でした。
もちろん、その作家の考え方に対して、
私自身共有しているものは当然あるのですが。

今でははっきりと認めることができますが、
私はそもそも院に入る大分前から、
その作家に対する興味を失っていたのに、
「就職」から逃げようとして、
院という場所へ入っただけなのだと思います。

そんな私に、ある作家の魅力をうまく伝えること
など到底できるわけもなく、中途で頓挫したわけです。


さて、前置きが長くなりましたが、
『悪童日記』のような小説を読むと、
やはり自分の「研究」的素質のなさ、というのを痛感するし、
本来、私が好きな作品というか求めている作品というのは、
まさしく「これだ!」と感じて止まないのです。

この小説は間違い無く別格ですし、
エンターテイメント性とか、そういう言葉を持ち出しても、
すべての面において抜きんでている、確乎たる小説なのです。

こういう小説を前にして、「研究」という行為は、
結局のところその最も忠実なものは
私見によれば、「翻訳」であると思います。

私に言わせれば、
最も優れた「研究」行為はすなわち「翻訳」であると考えています。
「解釈」ではなく。
翻訳とはある作品の読者を広げる行為です。
解釈は一種の内輪だけの祭りです。


素晴らしい研究と慧眼でもって、この作品を翻訳し、
早川へ唐突に送りつけた堀茂樹先生は素敵だと思う。

この作品の内容や形式、
その出版事情については様々なところで詳しいので、
いまさら私がここで紹介することはやめておきます。

本を読まない人でもすぐに読めるに違いない小説ですので、
ぜひこの本をまだ読まれたことがない人は読んでみて欲しい。

徹頭徹尾、あらゆる面で一貫した、第一級の特異な小説です。

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プロフィール
HN:
海馬浬弧
性別:
女性
自己紹介:
言語学者、哲学者、文学者、サイバネティック学者である、
海馬浬弧による本、映画、アニメ、音楽、その他、
あらゆることに関するレビューログ。
私生活については一切書きません。7カ国語堪能。
独断と偏見に充ち満ちているため、不快に思われる方もいらっしゃるでしょうが、これも現代の歪みの一つだと思って、
どうかお許し下さいませ。
リンクは才能豊かな知人の方々なので、ぜひ。
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