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あらゆる事柄に関するレビューログ。 #kaibaricot
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神戸に住んでいた頃。
私がまだそんなに大きくなかった時。
Kiss-FM Kobeで土曜深夜にやっていた、
『バール・サンドリオン』というラジオドラマを必ず聞いていました。
タイトルの通り、バールが舞台で、設定としては
旧居留地にあるバール。
サンドリオンだけに24時開始。

子供ながらに、このラジオの話の合間合間でかかるジャズと
静かな大人のストーリーが大好きで、いつもそのJazzの曲をメモっていた。
そして、終わりに必ず今日出てきたカクテルを紹介するコーナーがあって、
そのカクテルについてもいつもメモしていました。

たぶん、実家に帰ると、このラジオを録音したMDかカセットが出てくると思う。
よく覚えているカクテルは「アカシア」とか「イエスタデイ」

今でも時々、マスター役をやっていた久仁亮子さんの声が聞きたくなる。
とてもいいラジオドラマでした。

Barとはつまり「止まり木」
サンドリオン、すなわち、灰被り。

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3月も終わり、たくさんのアニメが終わりを迎えています。
今日、4月からはまた新しいアニメが始まる。

明日から新年度ですが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
粛々と、丁寧に素直に頑張っていくつもりです。


本作『銀翼のファム』は『ラスト・エグザイル』の続編アニメ。
日本人の十八番、空アクションアニメです。
この物語は、むしろ後半になればなるほど盛り下がる。
前半の方がよかったと思います。

結構、力をいれて作ったアニメなのはわかるのですが、
失速してしまった感じです。

イマイチでしょうか。



3月に入り異常に忙しい日常で、とにかく疲弊していました。
夜遅く帰り、朝も早い。休みもない。
ご飯を食べる暇もあまりなく、そのせいでまた疲れる。
でも、自分の人生としてやらないといけないことがある。
そう思って、寝る間もおしみ、頑張っている今日この頃です。

例年の数十倍はきつい年度末でした。

最近思うことは、自分が苦手なことや人こそ、
自分を成長させてくれる人であるということです。
自分にとって居心地のいい環境はぬるま湯でしかない。
苦手だと思って避けてばかりだと何も成長できない。
そう思って、頑張っています。


さて。
年度末ゆえに、アニメも最終回をむかえたものがいくつか。
まずは、標題の二作についてお話します。


Another。


はっきり言って、物凄く期待ハズレ。
馬鹿みたいな話で、綾辻さんには申し訳ないけど、
アホだなと思いました。
奥さんの小野不由美さんの方が、
小説家として圧倒的に優れている。
こんな子供だましなリアリスムの欠片もないファンタジーで、
一体誰が喜ぶのかと思う。
でも最後まで見ました。ちゃんと。

たとえ架空の話であって、現実離れした要素がある物語であろうと、
それを支えるのは絶対にリアリスムなのです。
『十二国記』とか『魔性の子』とか小野作品を読んだほうがいいと思う。

あと、アニメとして残念だなと思ったのは、
いとうのいぢさんの絵が逆効果。
キャラの描き分けがしっかりできていないし、
誰が誰かわからない。これは基本的なことだと思う。
もっとも「は?」と思ったのは、死者のあの人が、
「え、あの人なのかよ!?」みたいな、
全然同一人物とわからなかったこと。
これは見た人にしかわからないでしょうが、残念過ぎる。
全12話というのも、話を無理につなげた感じと、
無理につづめた感じの両方があり、残念。



あの夏で待ってる

一緒に見ていたNZKさんが、
「これジャンルはなに?」というくらい、
確かにジャンルがよくわからない。

言うなればSFラブ群像劇。
オチはそれなりにつく。
盛り上げ方は変化球だけど、まあ受け入れられる。
谷川さん役の石原夏織さんが好演。
今後の活躍に期待。
もちろん、
檸檬先輩の田村ゆかりさんはいつもの調子で安定感がある。
阿澄さんも心地いい。

なので、中くらいの作品でした。


毎週土曜夜23:30〜23:59 On Air
HPはここです


とても好きな番組です。
毎週大体見てます。
時間的にも見逃さないですむ時間帯なので。

東京発のカルチャーやトレンドを世界に発信する番組です。
昨今様々な番組で取り上げられているように、
世界ではどのように「カワイイ」ファッションが取り入れられているか
そこに焦点を当てた特集が多いです。


ここ何回かは、
「カワイイ界の新スターを探せ!プロジェクト」というテーマで、
アメリカ人、フランス人の子、
そしてマレーシアの子や日本の子とかで、
色々コンテストをしててとても興味深かったし、
勉強になりました。

当然「カワイイ」も別の国に入れば、
その国用にカスタマイズされているし、
その人にあうように進化する。

BENIちゃんも結構好きです。
えいやっ!ってオスカーを出て行った子なので。

ぜひ見てみて下さい。


脚本は新藤兼人。原節子に逢初夢子。滝沢修に森雅之。


この映画を見たのは二度目。
高校の頃持っていたこの本で40位、50位くらいに入っていた。

この本はとてもいい本でした。
1989年、文藝春秋刊。
この本を参照して日本映画の重要な作品を見漁ったのです。


さて、本作『安城家の舞踏會』はチェホフの
『桜の園』を下敷きに、没落していく華族の最後の舞踏會を
描いた佳作です。
しかしながら、今見てみると、なんか馬鹿みたいだな、
と思ってしまう内容であることも否めない。
でも、公開された当時の戦後の人からしても、
なんて子供じみた人たちなんだろう、とやっぱり思ったと思う。

それでも原節子はやっぱり凄いし、
大好きな森雅之のようなニヒルな俳優は、
ちょっと彼以降に見あたらないなあと思うのです。

吉村公三郎監督は今日ではあまり見られていない監督の一人でしょう。
本作以外に代表的なものには『偽れる盛装』があります。
新藤兼人は言わずと知れたご存命する日本映画史上欠かせない監督。

アクチュアリティはないかもしれない。
無理矢理探し出すことはできるけれども。
それでも、華族制度廃止の問題と絡めた本作には、
どこか現代のニートとかそういう問題とも関わりがあるのかもしれない。

安城家の舞踏會はいかにして終わり、
そして終わったところから何が始まるのか。

旅はいつも終わりから始めないといけない。

確か、そんな言葉が安部公房の
伝説の処女作『終わり道の標べに』にあったと思うのです。
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プロフィール
HN:
海馬浬弧
性別:
女性
自己紹介:
言語学者、哲学者、文学者、サイバネティック学者である、
海馬浬弧による本、映画、アニメ、音楽、その他、
あらゆることに関するレビューログ。
私生活については一切書きません。7カ国語堪能。
独断と偏見に充ち満ちているため、不快に思われる方もいらっしゃるでしょうが、これも現代の歪みの一つだと思って、
どうかお許し下さいませ。
リンクは才能豊かな知人の方々なので、ぜひ。
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