あらゆる事柄に関するレビューログ。
#kaibaricot
1967年
SF界ニュー・ウェーブの旗手は三人いる。
エリスン、ディレイニー、そしてゼラズニイ。
このB級感たっぷりのタイトルからは思いもよらないでしょうが、
かなりの傑作です。
文体はまるでカポーティのよう。
連勤中のため休みなく働く私を慰めた本。
睡眠不足と疲労からくる激しい頭痛を和らげた本です。
面白すぎて、睡眠時間をけずってしまった。
放射能に汚染されきったアメリカ大陸を、
ペストの血清を届けるために、
ロスからボストンへ、陸路を突っ走る話。
ドライバーは元暴走族リーダーの凄腕。
緊急事態なので腕を買われ、特赦でムショから出てきた。
人が全く住むことのできない内陸部、
通称「呪いの横丁」を彼は走り抜き、
ペストで全滅の危機に瀕するボストンを救えるのかー
デスペラードの哲学とアンチヒーローの物語。
少し突拍子もない想像があるけれどそれは愛嬌。
圧倒的筆致とスピード感。
ゼラズニイの本領発揮。
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海馬浬弧
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女性
自己紹介:
言語学者、哲学者、文学者、サイバネティック学者である、
海馬浬弧による本、映画、アニメ、音楽、その他、
あらゆることに関するレビューログ。
私生活については一切書きません。7カ国語堪能。
独断と偏見に充ち満ちているため、不快に思われる方もいらっしゃるでしょうが、これも現代の歪みの一つだと思って、
どうかお許し下さいませ。
リンクは才能豊かな知人の方々なので、ぜひ。
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