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あらゆる事柄に関するレビューログ。 #kaibaricot
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1973年

極端な寡作監督、スペインが生んだ巨匠、エリセ。
記念すべき長編第一作は、とても不思議な映画であった。
スペイン語の原題は「ささやき」というよりむしろ「精神」
spirit, esprit, etc...

非常に有名な映画ですので、どこかでこの特異なタイトルを、
きっと耳にされたことがあるのではないでしょうか。

人間をミツバチに見立て、個々の心模様を、
細やかにたどる、冷静なカメラ・アイ。

時は1940年スペイン。
内戦が終了し、フランコ独裁政権誕生。
とてもとても静謐な映画です。
象徴的な映画と言われますが、
何を象徴しているのかわからなくても十分楽しめるでしょう。
私はスペインの歴史を詳しく把握していませんが、
それでも何かしらの抑圧的な雰囲気は感じることができる。

ブニュエルの空前の傑作『ビリディアナ』もスペイン。
不思議な国。


こんな静かな映画を作ることができるとは。
溝口健二の『山椒大夫』を見て、監督を志した、
というエリセのエピソードもう頷けます。

ある人に倣い、引用でしめくくりましょう。

すなわちマルロー曰く、
「静謐は悲劇よりもなお悲痛である」

この映画にふさわしい。

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海馬浬弧
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自己紹介:
言語学者、哲学者、文学者、サイバネティック学者である、
海馬浬弧による本、映画、アニメ、音楽、その他、
あらゆることに関するレビューログ。
私生活については一切書きません。7カ国語堪能。
独断と偏見に充ち満ちているため、不快に思われる方もいらっしゃるでしょうが、これも現代の歪みの一つだと思って、
どうかお許し下さいませ。
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