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あらゆる事柄に関するレビューログ。 #kaibaricot
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コの映画を今まで見たことがなかったことを、
意外に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そもそも、アルモドバル映画を見たことがなかったのです。

ペドロ・アルモドバル。
スペイン映画界の巨匠。
初めて見ましたが、とても「激しい」映画ですね。

スペイン語ってすごく早口。
たたみかけるような会話の連続。
興味深いのは、ラブシーンも言葉だらけということ。
思わず、笑ってしまうシーンも多数。
真面目なのか冗談なのか、よくわからないシーンも多いけれど、
でもきっと、真面目なんでしょうね、あれはあれで。

そして、ヒロインの女性が、
まず日本映画では90%ないタイプ。
今村昌平の初期作品のヒロインみたいなタイプですね。
吉村実子さんや春川ますみ、そして左幸子。
つまり、おばちゃんなんですね。

かてて加えて、性的な関係はとてもカオスなお話。
でも、最近思うのだけれど、
それもそんなに珍しいことではない。
お手伝いのフアナの経験は、見た目も関係している。

個人的に最も面白いと思ったのは、
映画内で重要な位置を占める過激なドキュメンタリー番組「頬傷」

アンドレアという、元精神分析医の女性ジャーナリストが、
様々な事件に直撃で取材し、それを実際にその場の映像と、
独特の衣装と語り口で暴いていくという、
確固たる信念を持っていない限りやらないような危険極まりない番組。
衣装は全部ゴルチエ。
この映画のジャケットが、まさに「頬傷」中のアンドレア。
一目見て、ゴルチエらしい、とても出来の佳い作品とわかる。

こういう番組は、実際にスペインで近いものがあるのでしょうか。。。
調べてもわかりませんでした。

さて、映画は様々な紆余曲折を経ますが、要はサスペンス映画。

終わりも、あくまでしたたかな、そしてあっけらかんとした、
スペイン映画です。

スペインも悪くないですね。
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海馬浬弧
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自己紹介:
言語学者、哲学者、文学者、サイバネティック学者である、
海馬浬弧による本、映画、アニメ、音楽、その他、
あらゆることに関するレビューログ。
私生活については一切書きません。7カ国語堪能。
独断と偏見に充ち満ちているため、不快に思われる方もいらっしゃるでしょうが、これも現代の歪みの一つだと思って、
どうかお許し下さいませ。
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