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あらゆる事柄に関するレビューログ。 #kaibaricot
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時事ドットコム。2011/9/15
再審早期開始を要請=ネパール人受刑者家族-東電OL殺害

1997年3月8日。
渋谷区円山町にあるアパート喜寿荘の101号室。
東電エリートOL、当時すでに年収1千万あったと言われている、
渡辺泰子(39歳)が殺害された。
しかし、事件が発覚したのは、実に11日後の3月19日。
それまで彼女の骸は発見されなかった。

この殺人事件は、いかなる面からも普通の殺人事件ではない。
且つ現代を生きる我々にとって決して他人事ではない事件。
誰しもこのような状況に陥る可能性がある。
それは殺害された彼女のようになるかもしれない、
という可能性だけではなく、
犯人としてつかまったゴビンダのように、
極めて冤罪の高い事件に巻き込まれる可能性がある、
ということを私は言っています。

だから、もしも自分自身にこのような傾向があるとすれば、
それを意識化しておくためにも一読されることをお薦めします。
というかこれは絶対に必読書です。
このストレス社会で毎日摩耗している我々にとって、
どうしても読まないといけない本でしょう。


人々がまずこの事件に大きなショックを受けたのは、
渡辺泰子さんが日中はエリートOLとして生き、
そして夜は娼婦として生きていた、その生き様に対してです。
娼婦といっても、そんじょそこらのものではない。
援助交際レベルの身の投じ方ではないのです。


年収一千万の彼女が客を円山町で直引きし、
最後の時期にはたった2千円で自分を売る。
毎日仕事後に、円山町で流しの客を4〜5人とり、
必ず神泉から終電で永福へ帰る、判を押したような生活。
翌朝はもちろん東電へ出勤。
時には公園で時には駐車場の車の裏で、場所は選ばない。
その上、土日は五反田でホテトル嬢。
この信じられない自己に対する峻厳さはどこから来るのか。

極端な拾い癖とお金に対する妄執。
ラブホテルのベッドの上での何度かの脱糞。
しかも、お詫び状も格調高いお役所的な文言で作成するのも忘れない。
極端な真面目さ。
実に、彼女は二重生活などではなく、
終始一貫した、真面目で一本気な女性に思えます。


円山町の怪物はどうして誕生したのか。


この事件について私は非常に多くのことを考えさせられ、
言いたいこともたくさんあるのですが、まとまりません。

渡辺泰子さんのこと以外にも、
日本の司法や警察のあまりにもいい加減な態度には驚愕しました。
今分かったことではないけれど、
日本にあるかなり多くの組織はどうも腐っている。
こんな無茶苦茶な話はない。

この本を読めば、
渡辺泰子さんの死がどれほど多くの問題を暴き、
訴えているか身にしみる。
東電OLであった彼女の生の軌跡には
震災の東電原発問題さえ含まれていると思います。


最後になりましたが、
ゴビンダさんの再審請求が出来る限り早く通ることと、
渡辺泰子さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。



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海馬浬弧
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自己紹介:
言語学者、哲学者、文学者、サイバネティック学者である、
海馬浬弧による本、映画、アニメ、音楽、その他、
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私生活については一切書きません。7カ国語堪能。
独断と偏見に充ち満ちているため、不快に思われる方もいらっしゃるでしょうが、これも現代の歪みの一つだと思って、
どうかお許し下さいませ。
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