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あらゆる事柄に関するレビューログ。 #kaibaricot
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集英社新書
たまには新書について書こうと思います。


まず、私は、「語学で身を立てる」つもりはありません。
が、ここ数ヶ月、わけあって、数カ国語を同時に勉強中です。
英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、そして韓国語もやっています。
(ロシア語、ポーランド語もわずかに)

本書にも詳しく指摘されていますが、
つとに思うのは、英語という言葉の特殊性です。
日本人は、外国語というと、すぐに英語を考えがちで、
英語教育に慣れ親しんでいますが、他のヨーロッパの言語をしっかり学ぶと、
より英語というものがよく分かります。

まず英語には名詞に性がありませんし、
ゲルマン系の言葉にみられる、格変化もありません。
しかし、ドイツ語やフランス語を学ぶと、
文章の構造をしっかりと学ぶはめになり、より論理的な読解力が培われます。

たとえば、英語は、しばしば形容詞がどこにかかっているか分からず、
また動詞の変化も最小限に抑えられている言語であるため、
語順が非常に重要視されている言語です。
そのため、それぞれの語が孤立し、非常に抽象的な言語なのです。

ところが、フランス語やドイツ語がもつ、名詞の性は、
形容詞がどの名詞にかかっているかを明瞭に示し、
また、関係代名詞の先行詞も英語に比べると、明示されている場合が多いです。

英語は、単語と単語をならべ、ある程度伝わってしまう面もある、
抽象的な言語なんですね。
だからこそ、多言語同時に学びつつ、英語にもアプローチするという方法が、
より効率的である、と考えられるわけです。

なお、本書とは関係ありませんが、韓国語と日本語は非常に似ています。
今度、書こうと思いますが、
蓮池薫さんの『蓮池流韓国語入門』(文春新書)に、重要な類似点として、
日本語と韓国語の語順を挙げていますが、これは大きな利点です。
(厳密には語順が一緒ではない場合もありますが)
両者とも、言語学的に言えば膠着語という言語に属しております。
遠く離れたフィンランド語も、膠着語です。

語学談義は、まだまだ尽きないのですが、
本書を読むと、
いわゆるマンツーマン教育が流行っている語学学校の正しい使い方、
セレブが好むインターナショナルスクールの無意味さがよくわかります。

どの言語を学ぶにせよ、日本語を疎かには絶対にできないということを痛感します。

気が向いたらぜひ。

明日は、電撃文庫の火付けラノベについて書こうかなーと思っております。


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海馬浬弧
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自己紹介:
言語学者、哲学者、文学者、サイバネティック学者である、
海馬浬弧による本、映画、アニメ、音楽、その他、
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独断と偏見に充ち満ちているため、不快に思われる方もいらっしゃるでしょうが、これも現代の歪みの一つだと思って、
どうかお許し下さいませ。
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