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あらゆる事柄に関するレビューログ。 #kaibaricot
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やっと、1月開始アニメの第1話を全部見終わりました。
そのうえでの、順位と雑感です。

1位フラクタル(フジテレビ、ノイタミナ枠)
2位放浪息子(フジテレビ、ノイタミナ枠)
3位Rio rainbowgate(BS11)

以下、順位なし。
夢喰いメリー、ゴシック、こどもの時間、
お兄ちゃんのことなんか全然すきじゃないんだからね、
インフィニティ・ストラトス。

はい。

今期は、はっきり言って、はずればっかりです。
大人向けのものがないというか。
二番煎じのものも多数。

ゴシックは、桜庭一樹さんのラノベが原作ですが、
非常につまらない。
細部がいい加減すぎるし、キャラに魅力はないし、めちゃくちゃ。
そのうえ、竜騎士07系の、うみねこ、ひぐらしシリーズと似ている。
第1話で挫折。

夢喰いメリーは、昨今溢れかえっている、パラレルワールドもの。
それも、夢とうつつとは、古すぎる。
加えて、メリー役の声優さん、佐倉さんが、平野綾の影響を受けすぎている。
つまらない。新鮮味まったくなし。

こどものじかんは、10秒で挫折。
先生の絵が気持ち悪い。
それに子供達の尖った顎、CLANNADやAIRの影響濃い絵、
それも質が悪い。
ゴミみたいなアニメ。

お兄ちゃんのことなんか全然好きじゃないんだからね、
は、流行の兄妹アニメの流れにのって出てきた。
しかし、ヨスガや俺妹に比べ、さらに変態度が高い。
そして、絵の質が悪い。
なんでしょう、あの手足が馬鹿に細くて長い身体は。
違和感を強く感じるし、ありえなさすぎる馬鹿話に辟易。

・・・・・・・・・・・・・・
そして、

第3位、Rio rainbowgate

このアニメは、中の下程度ですが、今回は三位。
今期のアニメはレベルが低すぎるからです。
リオという、凄腕ディーラーの話です。
したがって、毎回、リオが、ポーカーやルーレットで対決する。
ポーカーの勉強になります。
日本で一般的なポーカーは、クローズドポーカーというポーカーですが、
カジノなどでの定番は、テキサス・ホールデムやスタッドポーカー。
映画『シンシナティ・キッド』を見ていたこともあり、
ポーカーに興味があったので見ました。
井上麻理奈さんの落ち着いた声もいい。

ただし、ミント役の竹達さんの声が、てぃんくるのミリアに
聞こえて仕方ない・・・。

・・・・・・・・・・


第2位放浪息子

これは話題の問題作です。
中学生の話なんですが、
女の子になりたい男の子と、
男の子になりたい女の子との物語。

自分の子供がこうなったらどうしますか?

私が思ったのは、新海誠監督の影響が非常に強いこと。
この感傷、このシーン、このカット。
どれもこれも新海誠世代の影響が感じられる。
そのうえ、モノローグが少々くどい。しつこい。
もっと、淡々と描けばよかったんでは、と思える。

しかし、最近の中学校は、もはやこんなところなんでしょうか?
これは、ある意味、見るべきアニメです。
現代の特徴を結構出しているので。



第1位フラクタル。

東浩紀氏の原案だけあって、このタイトル。
数学者ブノワ・マンデルブロ(だっけ?)の幾何学の概念、フラクタル。
部分が全体に自己相似しているという現象のことを言います。
山本寛監督。

しかし、ナウシカの影響を受けすぎています。
これはこれで、ジブリ世代の呪縛を逃れていない作品です。
そのうえ、忘念のザムドのような感じも多分にあり。
今後の展開を期待したい部分もありますが、
ヒロインは完全にナウシカやナキアミ系です。
そして、やっぱりひどく感傷的で清々しいような作品。

だから、新しさはないね。

もっと、新しいものを求めます。


P.S

冬ドラマは以下の通り。

1位、国選弁護人
2位、美しい隣人

以下、ランク外。
コントロール→ガリレオのパクリ
今期は、犯罪もののドラマ大すぎ。
てっぱんネタだからでしょうか。
北川景子のプロファイラーとか、信憑性なさすぎ。
申し訳ないけど、馬鹿まるだし。


以上、総合レビューでした。




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ヨスガノソラ(以下、長文となりますのでご注意)

2010年秋冬クールのアニメ。
全12話、先日最終回を迎えました。

はっきり言って問題作です。
石原都知事が「性描写漫画」の規制を訴える中、かなりギリギリまでついたもの。
というか、ここ数年稀に見る、限界アニメです。
ケーブルテレビの、ATーXでは、通常版と違い、
映るところはすべて映っています。
BS11などで放映された、通常版も映っていないだけで、臨界点まで達しています。
そういう意味で野心作と言えるでしょう。

アニ速でも、
電撃文庫からきた「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」、
累計1000万部を売り上げている「とある魔術の禁書目録」に次いで、
第3位につけています。
もとは、Sphereより発売された18禁PCゲーム。
それをアニメとして展開。
Dailymotion等で各話ご覧頂けますので、よろしければ見てみて下さい。
現代という時代が、いかなるものを求めているか、よくわかります。

いわゆるゲーム原作ものにはない、力の入れよう、完成度の高さ。
前評判は高くなかったにも関わらず、3位に食い込む大健闘。
特筆すべき作品となっています。

_______________

このアニメの魅力は第一に、テーマです。
双子の兄(悠)と妹(穹)の恋愛、というか性愛。
あるいは悠と様々な女の子達との性愛。
性描写という面では、あきらかにテレビ放映される他作品と、
一線を画していますし、一線を越えています。

構成はゲーム原作アニメにつきものの、ループ形式。
すなわち、主人公である悠(はるか)が、まずAという女の子と恋愛し、
その話が4話ある。
4話目でAという女の子との話はおしまいで、
5話目より時間が戻り、Bという女の子と恋愛した場合どうなったか、という展開。
ただし、1,2話は全共通など、少々複雑に「活用」しています。

主人公、悠に対して妹の穹(そら)はヒロインにあたるわけですが、
もちろん悠と穹のエピソードは一番最後のエピソードとして、
真打ちのごとく最後を飾ります。


第二に、絵と、舞台設定、すなわち世界観の完成度の高さです。
第1話ののっけから、このアニメは、どこかしら郷愁を誘われるものがあります。
絵のとっつきやすさもさながら、どこかセンチメンタルな出だしは、
人間の弱さに訴えかけるものがある。
ひどくノスタルジックで魅力的な出だしなのです。
小説でも、書き出しが最も重要と考えられますが、
その意味でこの話は、描き出しに大成功を収めていると言えるでしょう。

舞台を田舎にしていることも、どこか世界の果てのように静かで、心地いい。
現実の足利市樺崎町をモチーフにしていることもあり、絵は現実的です。

この話はつまり、あくまで現実を舞台にしつつ、
双子の性愛という非現実的な要素を現実に導入しているのです。

第三に、穹以外のヒロインにも魅力がある。
それぞれのエピソードに明確なこだわりがあります。
特に、受け入れがたいのは、隣の家に住む奈緒とのエピソードで、
中1であった奈緒が、当時小6であった少年、悠を襲うという、
ひどく不道徳なエピソード。
こんなことあり得ない。
しかもそれを、穹がのぞき見している。
とんでもない話です。

他のヒロインの時は、奈緒や穹ルートとは異なり、
しっとりとしているのですが。
この二人の話となると急速にドロドロとする。
兄妹が血塗られるのは当たり前ですが。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

さて。
ヨスガとは「縁」と書いてそう読みます。
すなわち、よりどころ、という意味です。
本編を見ると、穹にとって、悠がよりどころであるように見受けられますが、
たぶん本当のとこは、悠にとって、穹がヨスガであるのでしょう。

恋愛感情を抱き始めたのは、内容からしても、
おそらく彼が先であり、
彼の方から子供の時、穹にキスをしてしまったのも、
それを表しているのではないでしょうか。

流行の「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」といい、
あるいは「Toloveる」といい、松潤で映画化された少女漫画
「僕は妹に恋をする」といい、明らかに兄妹の恋愛ものが、
ここにきて急激に盛り上がりを見せている。

もちろん「Toloveる」はそれが本題ではないにせよ、
兄妹に関する、近親相姦ものが、これだけ大々的に、
一般読者を獲得しつつある背景には一体なにがあるのか。

それははっきり言って、男性女性の性的弱体化があると思います。
(特に男性の)

古くは、野坂昭如の傑作小説『骨我身峠死人葛』などで描かれた、
兄妹の性愛は、いまでは、それほど禁忌なものとしてではなく、
テレビで放映されるまでに、映画化されるまでになっているのです。

なぜ、私が性的弱体化と言うかと言いますと、
それはまず禁忌をネタにしないと、
性愛に魅力がないような時代に突入しつつあるからなのです。

いまでは、PCを使えば、ガキでもいくらでもポルノを拾うことが可能で、
性に関するものなんて、いくらでも溢れかえっています。
その結果、「抑えられた」欲望なんて表現はすでに古く、
自慰的な社会ゆえに、欲望は抑える必要なんてなくなり、
岸田秀さんじゃありませんが、人間は前よりいっそう、
年がら年中、発情状態。
より刺激の強いものをもとめ、ついには近親相姦に至ったきらいが多分にあり。

私は予言しますが、次は、兄妹じゃすみません。
さらなる近親相姦ものが、普通に、出てくることでしょう。
それはとりもなおさず、そうでないと発情できなくなってしまった人間が、
多数生じてきたからであり、
当然、それを求める人がたくさんいるからなのです。

さらに、性的弱体化という理由、
それはまさしく、近親者であるということです。
近親者は厳密な意味では他者ではありません。
つまり、望む望まざるに関わらず、はじめから関係性がある人なのです。
それに対し他者は、全く関係のない人ですから、
ゼロから関係を築かないといけない人です。

こういう表現は良くないですが、
要は兄にせよ妹にせよ「手近な所」なわけです。
その上、近親者というのは、共有しているものも多く、
たとえば習慣であったり、同じ思い出であったり、育った環境であったり、
他者ほど近づくのに苦労が、骨折りがないのです。

そういうわけですから、どこかしら似通っている部分も当然あるわけで、
その結果、近親相姦とは必然的に、ナルシシックな衝動とも言えます。
自己愛の変奏なのです。

他者との関わりを恐れ、厭う。
それでも愛されたいと願う。
愛したいではなくて。

それゆえの、兄妹もの興隆です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

日本という国は、本当に、劣等感を持つ人の多い、
弱い人の多い国だとつくづく思います。
しかし、だからこそ、心地いい幻想で彩られたアニメやゲームを生み出し、
いまやそれが世界を席巻しつつある。

日本に軍事力はありませんが、
ゲームやアニメは人間を骨抜きにする最たるものです。

私もよく通勤電車で大人が、ピコピコとDSなり、PSPなりを
一生懸命しているのをよく見ます。

世界を骨抜きにする戦略。
これが日本の世界戦略でなくてなんでしょうか。


ヨスガノソラ、ゼロ年代の驚くべきアニメ。
ぜひ。




現在、ジャンプで連載中。
私は漫画は読んだことありませんが、NHKで始まったアニメで知りました。

このアニメは面白いです。
秀作アニメです。
非常に勉強になります。

いかにして漫画家になるか、ということが、
かなり詳しく、わかりやすく、そして現実的に描かれています。
現実的にといっても、もちろん漫画なので、
多少、非現実的展開をしますが、それでも、あくまで現実に則っていると思います。

主人公は中三に過ぎない男の子ですが、
ある友達と知り合うことにより、二人で漫画家を本気で目指すようになる。
浦沢直樹や、この漫画の原作の小畑さんによくある、
共作パターンの漫画家です。
一人がストーリーを考え、もう一人が絵を描く。

そして彼等は、徐々にステップを上っていく。
出版社の人に原稿を持ち込んで、どういう点が良くて(受けて)、
どういう点がよくないか、様々なアドバイスをうける。

アイデアを出し合って議論し、今の漫画を研究し、
いかに新しいものを出し面白くするか、試行錯誤します。
それがとても、勉強になる。

例えば、今のジャンプ系で流行っている、そして続いている代表的な漫画は、
・NARUTO
・ONE PEACE
と言ってもいいでしょうが、どれも主人公に、特殊能力あり。
友情あり。
BLEACHや、ONE PEACEのゾロのように、
人気キャラは必ず刀と相場が決まっている。

はっきり言って、私は、ONE PEACEなんてほんとしょぼい漫画だと思っていますが、
絵はぐちゃぐちゃして読みづらいし、子供だましな海賊ストーリーだし。
ああいうのを好きだという大人の気が全く知れないけれど、
ジャンプの読者層を考え、何が受けるか、を考えるとああなるのかなと思う。
NARUTOもONE PEACEも他力本願漫画で、みんなわけのわかならい特殊能力がある。

それに対して、BAKUMANの二人は、設定重視なライトノベル的漫画、
少し複雑な漫画、邪道をいこうとするわけです。

編集者の服部さんがいいキャラで、
主人公の最高(もりたか。あだ名はサイコ—)と秋人と服部さんが面白いトリオ。


それにつけても、最近の漫画の特徴であるのが、
なぜか、親の許しを必要とする点。
『BAKUMAN』もわざわざ親に話し、許可を請います。

そんなのはじめからいらない気がするのですが。
わざわざ、親にやりたいことを話し、認めてもらおうとする。
こういう考え方、私にはないのでわかりません。
親との距離感が違うのかな。

いま馬鹿売れ中のライトノベル
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(アニメも放映中)
も同じで、自分の趣味を親に認めてもらおうとする。
いちいち親に話そうとする。

この点が私には理解できませんでした。
話す必要なんてない気がするんだけど。
自分でやればいい。

・・・にしても『BAKUMAN』の場合、話すことによってメリットはあります。

このアニメというか漫画は、何かを目指す人にとって、
勉強になるし、面白い、現実的な良質アニメです。



10月開始アニメ出そろいました。

まず、前評判的には電撃文庫で人気の高い『とある魔術の禁書目録』第二期が、
もっとも期待されていたアニメだったことを、あらかじめおしらせします。

以下、私の極私的評価です。

1位、ヨスガノソラ
2位、俺の妹がこんなにかわいいわけがない
3位、バクマン
4位、マクロスF
5位、とある魔術の禁書目録II
6位、もっとTOLOVEる
以下、こばと(再放送)、etc...

ヨスガノソラはダークホースでした。

1位、2位ともに、兄妹もの。
今の世の中の流行でしょうか。
妹は、両方とも典型的なツンデレです。

2位の「俺の妹が・・・」は人気急上昇中の竹達彩菜さんが妹役をやっています。
しかし、たとえば竹達さんの代表作、
「けいおん!」の梓のようなしっくり感はなく、
はっきり言って平野綾さんのハルヒのパクリのような感じでした。
確かに、ハルヒも、「俺の妹が・・・」の桐乃も、
ツンデレキャラですが、ちょっと似過ぎている。
明らかに平野綾さんの影響を受けていると思います。
また、竹達さんに関して言わさせてもらうと、
「ジュエルペット てぃんくる」のミリア役の竹達さんは歌が下手すぎると思います。
ただし、この話は今後の展開が気になるし、意外に面白い。

3位バクマン
ジャンプで現在も連載中の人気漫画。
基本を押さえた典型的ラブコメ。
まあ、普通に面白い。

4位マクロスF
マクロスシリーズの最新作。例によって、歌姫要素あり。
なぜか絵が少し古い。

5位とある魔術の禁書目録
大人の私はこういう世界観を求めていない。
伊藤静姉さんが、気が強いキャラ、ぴったり。

6位もっとTOLOVEる
やはりジャンプで連載され、
恋愛ものでは最も長い連載を誇る。
ただし、レシ形式なので、あらかじめキャラを知っておく必要あり。
いま旬であるSphere系声優、戸松遙がちょっと頂けない。

以下、こばと、再放送。
原作はCLAMP。いかにもCLAMP的な作りです。
声優は主役に、釘宮理恵。
どうしてもまめっちの声とかぶる。

そして、1位、ヨスガノソラについて。

これは18禁のPCゲーム、つまりエロゲーがもとネタ。
ただしテレビでやるにあたって、そういうシーンは減らしている。
が、かなりきわどいシーンが多い。
兄妹のキスシーンなど。
近親相姦的主題は最近多し。
妹である女の子が、主人公の兄に好意を持っている。
それを抑えよう、自分自身認めまいとして、ツンデレになるというパターン。
女の子の表情や声に力をいれているので、そっち系の声優さんばかり。

そして、なにより、このアニメの良さは、静けさです。
単語で表すなら、静謐、官能、妄想。

ところで、最近、「ツンデレ」の定義を間違っている人が多いですが、
「ツンデレ」とはあくまで、外見ツンツン、中身デレデレであって、
初めはツンツンしているが、仲良くなるとデレデレするわけではありません。
あくまでも、ずっと外見上はツンツンしているということなのです。

閑話休題。

いわゆるエロゲーからアニメ化された、ヨスガノソラ。
ある意味、典型的な、近親相姦、ナルシシックストーリー。
そして、センチメンタルに、静かにつくっている。
みな、美しい。
10月アニメでは一押しです。

なお、「荒川アンダーザブリッジ」や「そらのおとしものII」は除きました。
二つとも、私的に圏外ですし、「そらのおとしもの」は人気アニメですが、
ちょっと程度が低すぎますので。


以下、雑感です。

いつも次に何が当たるか、ということを考えておりますが、
思うに、アニメ界全体に少し頭打ち感が出ております。
そんな中でも、デュラララ!は非常にあたり作品でしたが、それ以降なし。

電撃文庫について、正直な感想を述べさせて貰うと、
ちょっと、せこい商売だと思う。
電撃文庫大賞は明らかに賞金が少なすぎるし、
角川系の会社はちょっとせこい。
ライトノベルの飽和期に突入したと思う。
電撃文庫はまた、日本人の頭の低下を助長している。
『俺の妹が・・・』『とある魔術・・・』『デュラララ!』
これらすべて電撃なのです。

ライトノベルについてもっと考えないといけないと思っています。

マクロスシリーズの第二作目。

ちょっと前に、マクロスシリーズの最新作が話題になっていたので、
今回、BS11でシリーズ二作目が放映開始されるにあたり、
現在はじめから見ています。

はじめは、絵がちょっと古いな〜と思っていましたが、
見慣れるとそんなに気にならなくなりました。

マクロスシリーズは、いわゆる私の苦手なロボットものです。
このシリーズが人気なわけは、「歌」という新しい概念を、
ロボット戦争に持ち込んでいるからです。

「歌」を歌うアイドルがいて、
その歌は、ある種の戦意高揚歌というか、
戦争には欠かせないもので、それがあるからこそ地球は強い。
それに対し、やはり「歌」を持つ宇宙人が現れる。
歌VS歌。
なんていうか、腕力VS腕力ではなくて、
そういう意味では力の拮抗した二つの文明が、
結局は精神的なもので激突するんです。
それが私には新鮮に思えました。

また、昔のアニメによくありますが、ベタだけど、
なんか考えさせられるセリフがあるものです。
『めぞん一刻』にもそういうセリフが多々ありました。

主人公、響が言うセリフで、軍が徹底して、情報を制限し、
まるで戦時下の日本みたいに、
さも勝っているみたいな情報だけを国民に流すのですが、
それに対し響は、
「情報は全部流して、あとどうするかはみんなで決めればいい」と言う。

なんか、気になるアニメですね。
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プロフィール
HN:
海馬浬弧
性別:
女性
自己紹介:
言語学者、哲学者、文学者、サイバネティック学者である、
海馬浬弧による本、映画、アニメ、音楽、その他、
あらゆることに関するレビューログ。
私生活については一切書きません。7カ国語堪能。
独断と偏見に充ち満ちているため、不快に思われる方もいらっしゃるでしょうが、これも現代の歪みの一つだと思って、
どうかお許し下さいませ。
リンクは才能豊かな知人の方々なので、ぜひ。
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