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あらゆる事柄に関するレビューログ。 #kaibaricot
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1951年。

漫画の『頭文字D』ではないですよ。
三島の『頭文字』短編です。

今は、新潮の『岬にての物語』という、
あまり読まれていない短編集に収録されています。
なぜこの短編集が、
例えば『花ざかりの森』とかに比べて読まれていないかと言いますと、
のっけから『苧菟と瑪耶』という、若書き過ぎる、
あまりに飛翔した作品が載っているからで、
かくいう私もそこで頓挫しておりました。
何で読んだか、確かこの小説は、三島によれば、
中村光夫か誰かに、-100点をつけられたという。

そして『頭文字』は、またあやふやな記憶で申し訳ありませんが、
確か澁澤の『三島由紀夫おぼえがき』で、
出口裕弘との対談で、これが好きと言っていたと思う。

確かに凄い。
この短編は、三島の力が遺憾なく発揮されております。
緊張感、凝縮感、そしてエロス。
特に好きなのは、
ヒロイン、渥子の脚が炙りたての鶏肉のように火照っていた、
というような描写。(正確に引用していません、手元になくて……)

炙りたての鶏肉とは、

三島の強靱な文体と論理。
これぞ不世出の作家の仕事です。


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言語学者、哲学者、文学者、サイバネティック学者である、
海馬浬弧による本、映画、アニメ、音楽、その他、
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独断と偏見に充ち満ちているため、不快に思われる方もいらっしゃるでしょうが、これも現代の歪みの一つだと思って、
どうかお許し下さいませ。
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