あらゆる事柄に関するレビューログ。
#kaibaricot
1991
驚くべき小説ですね。
『悪童日記』、『ふたりの証拠』、『第三の嘘』
これら三作を持って、一応この三部作は完成する。
正直言って、こんなに凄い作品だとは、
読む前は知りませんでした。
これは絶対に必読書であり、
第一級の文学作品に間違いありません。
寡作であるのも頷ける。
こんなのを書いてしまったら、
もう他に書くべきものは何もないから。
そして、勇気づけられる作品でもあります。
全くの無名であったアゴタは、いきなりGallimardやSeuil社に
この『悪童日記』の原稿を送りつけ、
そしていつしか、各国語に訳された。
堀先生も、早川へ突如この翻訳を送り、
そして読書界に徐々にしかし確実に、旋風を巻き起こした本作。
つまり、佳い作品は必ず売れる、ということです。
乾坤一擲の傑作です。
凄い。
この作品群は凄い。
こういうのを読んでいたら、
GBの小説作品研究なんてしようと思わなかった。
全然レベルが違う。
小説家としてのレベルがあまりに違い過ぎる。
内容を語ってしまうと、
物語の良さを半減するので何もいいません。
ただただ私の漠然とした読後感をお知らせするのみです。
紛れもない天才です、アゴタは。
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海馬浬弧
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女性
自己紹介:
言語学者、哲学者、文学者、サイバネティック学者である、
海馬浬弧による本、映画、アニメ、音楽、その他、
あらゆることに関するレビューログ。
私生活については一切書きません。7カ国語堪能。
独断と偏見に充ち満ちているため、不快に思われる方もいらっしゃるでしょうが、これも現代の歪みの一つだと思って、
どうかお許し下さいませ。
リンクは才能豊かな知人の方々なので、ぜひ。
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