あらゆる事柄に関するレビューログ。
#kaibaricot
ポーランドの黒衣の天使、ここに降臨。
ポーランド版ピアフと言ってもいいでしょう。
ブックレットは、ポーランド文学の権威ともいえる沼野充義氏です。
アンジェイ・ワイダも認める、ポーランドでは国民的歌手です。
さて、このCDには、
なんと、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、
もちろんポーランド語、など5カ国語の歌が、録音されています。
これほど多くの言葉で様々な感情を伝えるとは驚きです。
その頭脳にも脱帽します。
いずれの曲もライブだけあって、炎の情熱が滾っています。
特に、「トマシュ」は出色の出来映えで、ポーランドのひどく複雑で、
苦しい歴史を歌っているのか、あまりにも沈鬱です。
日本に、ポーランド語を学べるところは、今はもう東京外大しかありません。
辞書も、何年も前に出たものが1冊しかない。
なので、私も、他の言語の小さなポーランド語辞書で、
苦労して引いているような次第です。
特にやっかいなのは格変化で、7格あります。
スラブ語系ではチェコ語、スロヴァキア語に近く、
ロシア語にも似ているらしい。
閑話休題。
Ewa Demarczyk、もう廃盤なので、もし中古CD屋さんなどで見つけたら、
絶対に買い、です。
1972年のサンタナの傑作アルバム、キャラバンサライです。
最高です。
本当に数少ない傑作コンセプトアルバム。
いまの時代ではもうコンセプトアルバムなんて生まれないでしょう。
だって、いまやItunesとかで、
1曲ずつ、聞きたい曲だけダウンロードする形が主体。
それだから、いい加減な曲や、一時的な流行で売れてしまう曲が多くなり、
すぐに消えていく。
キャラバンサライは、インスト曲が多く、
カルロス・サンタナの素晴らしい演奏が聴けます。
それにつけても、思い起こすのは、
かの有名なウッドストック・コンサートにおいて、
コンサート中でも最も優れた演奏と言われる、
サンタナによるSoul sacrificeです。魂の犠牲。
このバンドは、歌付きもいいですが、インストは素晴らしいものがあります。
必聴盤としてオススメしたいです。
9/22 Release !
山中千尋さんの最新アルバム、『Forever begins』です。
もちろん、私は今日、買いに行きました。
1曲目から最高です。
山中千尋さんは、とても皮肉屋です。
ブログとかツイッターを拝見していて思うのですが、
結構、皮肉を言うし、変わっている人なんですね。
そこがいいんです。
ユーモアに溢れている。
『江古田ちゃん』を愛読されているそうですし。
いるじゃないですか、最近、変にポジティブすぎる人とか。
そういうの全然ピンとこないんですね、私。
音楽って、歌手もそうですが、如実にその人の性格がでます。
だから、空っぽな人は、その人の音楽を聞いていてすぐわかる。
申し訳ありませんが、ジャズで言うと上原ひろみさんはその代表格です。
あの薄っぺらい質と、浅はかな展開。
それに対し、山中千尋さんは、とてもドラマチックに展開する。
そしていつも、ベーシストが素晴らしいのです。
豊かで洗練されている。
才気煥発とはまさにこのこと。
説得力あるパッセージ。
必聴盤です。
標題である、Forever begins もいいですが、1曲目のSo long、
7曲目のSaudade E Carinhoも素晴らしいです。
トリオがいいですね、やはり。
Sadeの名曲です。(サドと言いたくなるけれど、シャーデーです)
このエキゾチックなLooksの通り、落ち着いた大人のサウンド。
ボーカルのSade Aduの名前を冠したバンドです。
ソロプロジェクトではないよ。
Smooth operator というのは、口説き上手な男、です。
やり手とか、つまりは粋な人ですね。
"Coast to Coast, LA to Chicago" という歌詞がいい。
やっぱり、フットワークが軽い人でないと。
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海馬浬弧
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女性
自己紹介:
言語学者、哲学者、文学者、サイバネティック学者である、
海馬浬弧による本、映画、アニメ、音楽、その他、
あらゆることに関するレビューログ。
私生活については一切書きません。7カ国語堪能。
独断と偏見に充ち満ちているため、不快に思われる方もいらっしゃるでしょうが、これも現代の歪みの一つだと思って、
どうかお許し下さいませ。
リンクは才能豊かな知人の方々なので、ぜひ。
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