あらゆる事柄に関するレビューログ。
#kaibaricot
原題、Le Souffle au Coeur
1971年
原題はなんとも訳しづらい感じなのですが、
少なくとも「好奇心」というのとは少し違う。
もう少し、深刻な感じがあるんですね。
本作はフランス映画の青春ものに非常にありがちな話なのですが、
一つ、そのありがちさを逸脱している要素があるとすれば、
それは母子相姦という、重いテーマです。
しかし、日本ではひどく重苦しく、悲哀に満ちたテーマになりそうな、
母子相姦という主題も、お国柄でしょうか、フランス映画になると、
非常に淡く、まるで『思い出の夏』のごとく、
一夏のいい体験のように描かれている。
それが面白い。
母子相姦というテーマは、比較的最近の映画、
『ジョルジュ・バタイユ、ママン』にも扱われているテーマなので、
今度はそっちも見てみようと思います。
さて、この映画の評価ですが、正直言ってあまり面白くない。
母親役のレア・マッサリはイタリア人と、少しジプシーのような赤毛と、
奔放さで、なるほど肉感的な魅力はあります。
しかし、その息子役ローランが、いまひとつ。
いまみっつ、といったところでしょうか。
ローランが、いかんせん、魅力ないんですね。
さらに彼の兄たちもがちゃがちゃしてて、ガキくさくて鼻につく。
周りにいるガキ達もそろいもそろって馬鹿で、面白みに欠ける。
ローランの体つきが、子供過ぎるというか。
あれで、レア・マッサリの肉体にやられるのは、なんか可笑しい。
いまいちです。
PR
コメントを書く
カレンダー
03 | 2024/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 |
リンク
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
海馬浬弧
性別:
女性
自己紹介:
言語学者、哲学者、文学者、サイバネティック学者である、
海馬浬弧による本、映画、アニメ、音楽、その他、
あらゆることに関するレビューログ。
私生活については一切書きません。7カ国語堪能。
独断と偏見に充ち満ちているため、不快に思われる方もいらっしゃるでしょうが、これも現代の歪みの一つだと思って、
どうかお許し下さいませ。
リンクは才能豊かな知人の方々なので、ぜひ。
海馬浬弧による本、映画、アニメ、音楽、その他、
あらゆることに関するレビューログ。
私生活については一切書きません。7カ国語堪能。
独断と偏見に充ち満ちているため、不快に思われる方もいらっしゃるでしょうが、これも現代の歪みの一つだと思って、
どうかお許し下さいませ。
リンクは才能豊かな知人の方々なので、ぜひ。
ブログ内検索
最古記事
(07/10)
(07/11)
(07/12)
(07/13)
(07/14)
P R
カウンター
アクセス解析