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あらゆる事柄に関するレビューログ。 #kaibaricot
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樋口一葉の代表的な3つの短編を映画化。
はじめに『十三夜』丹阿弥谷津子、芥川比呂志。
次に『大つごもり』を私の好きな久我美子。
最後が『にごりえ』で最近お亡くなりになった淡島千景、山村聡、宮口精二。

樋口一葉のこれらの小説は、前に読もうとして挫折しました。
どうも歴史的仮名遣が苦手で、読み切れなかったのです。
24歳で亡くなった樋口一葉を知る上で、
映画から入るというのは、
入門者向けで良いのではないでしょうか。

話はいずれも結構面白いです。
そして演出も決して派手でなく、いいと思います。
殊に『にごりえ』は面白かった。

もう一度小説にチャレンジしてみようかな、と思いました。

今井正監督は恋愛映画の傑作『また逢う日まで』
社会派の『真昼の暗黒』、『キクとイサム』などがあります。
現代ではあまり顧みられない監督の一人かと思いますが、
いずれも粒揃いです。

樋口一葉の小説に挫折したなら、ぜひ映画から入ることをお薦めします。
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プロフィール
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海馬浬弧
性別:
女性
自己紹介:
言語学者、哲学者、文学者、サイバネティック学者である、
海馬浬弧による本、映画、アニメ、音楽、その他、
あらゆることに関するレビューログ。
私生活については一切書きません。7カ国語堪能。
独断と偏見に充ち満ちているため、不快に思われる方もいらっしゃるでしょうが、これも現代の歪みの一つだと思って、
どうかお許し下さいませ。
リンクは才能豊かな知人の方々なので、ぜひ。
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