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あらゆる事柄に関するレビューログ。 #kaibaricot
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1966年。高倉健。池部良。藤純子。扇千景。
シリーズ3作目。

佐伯監督は、あまりメジャーな監督ではありませんが、
素晴らしい監督です。
佐伯監督再評価をすべきだと思う。
彼については、以下のサイトに詳しいです。
http://www.nihoneiga.info/classic/0002/07.html

『昭和残侠伝』は佐伯監督のものが一番優れています。
とりわけ、最後の作品、『昭和残侠伝、破れ傘』は鶴田浩二も加わり、
最高の出来です。
佐伯監督はこの作品を最後に、映画から離れてしまう。

さて、本作は、藤純子の美しさはいつものことながら、
扇千景もなかなかに美しいです。
高倉健、池部良が、他の作品に比べ、いつ結託するのかな〜と思いながら、
見ていましたが、二人が「ご一緒」する動機が少々弱いかな、と。

ただ、ラストの殺陣、殴り込みは他の作品よりもいい。

池部良さんの追悼に。

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Les Plages d'Agnès
アニエス・ヴァルダの最新作。
彼女の人生を、ヴァルダ自身が語るドキュメンタリー。

Documentaire好きの私としては、結構楽しめた作品です。
ただし、映画を見る前に、
それなりにフランス映画界の固有名詞に親しんでおく必要があります。
わざわざヴァルダの映画を見ようと思う人なら、
たぶんそのへんは把握済みのことだと思います。

個人的に面白かったのは、Sèteという土地の話や、
クリス・マルケルのくだり。
そして、バーキンはいつ見ても、面白可笑しい人だと思う。
いつもの、バーキン(鞄)をひっくり返すシーンは痛快でした。

「鞄の中を見てもその人のことは何もわからない」

この言葉は、どこかの、鞄の中ばかりを見たがる人に、
教えてあげたい。
バーキンが持つ、ボロボロのバーキン。
中身もぐちゃぐちゃ。

ヌーヴェル・ヴァーグ時代のヴァルダの傑作、
『5時から7時までのクレオ』についても興味深かったです。
私は馬鹿だから、ちゃんと考えて見てなかったので、
ヴァルダがこういう意図があって撮ったというのを聞くと、
なるほどと思いました。
ゴダールなんかより、全然いいですよ。


そして、やはり、ジャック・ドゥミがSIDA(エイズ)で亡くなる話。
ここは悲しい。

さて、

ヴァルダの映画って、日本で見られるものは少ないのがよくわかりました。
特にサビーヌが出ている、『ドキュマンテール』が見たいと思って、
探したのですが、本国で出ているBOXだけでした。

J'ai mal partout

アニエス・ヴァルダの入門編というより、
少なくとも『5時から7時までのクレオ』
そしてジャック・ドゥミ『シェルブールの雨傘』
クリス・マルケル『ラジュテ』
を見てから、取りかかったほうがいい映画です。

シネフィルな方はぜひ。



今月号の別冊マーガレットより、連載開始。
咲坂伊緒先生の最新作です。

今月の別マは充実しています。
ただし、『君に届け』はいい加減終わって欲しいと、
ここ2年、ずっと思っていますが。
あれは、もうやめてほしい。

以下、敬称略させて頂きます。

幸田もも子の『ヒロイン失格』、河原和音『青空エール』
高梨みつば『紅色ヒーロー』、藤村真理『少年少女学級団』
もちろん、ふじまつ『もうかえってくれないかっ』
永田正実『好きって言わせる方法』
神尾葉子『虎と狼』
いずれも、面白かったです。

永田正実先生は、明らかに『恋愛カタログ』よりも今の作品のほうが
おすすめだし、
河原先生は、『先生』『高校デビュー』につづく、
ストレートな青春作品『青空エール』も、こっぱずかしい感じでいいです。
神尾先生は、得意の、まったくすれてない、芯の強い女の子の主人公を軸に、
とても面白いお話です。

そして、咲坂先生の傑作『ストロボエッジ』が終わり、
今回より『アオハライド』開始。

咲坂先生って、ほんと、カットとか、コマ割りが凄いんですね。
勉強になります。
最近のドラマって漫画原作が多いですが、
それというのも、どう撮ったらいいか、わかってるからで、
したがって漫画原作のドラマとは、要は、大して仕事していない、
ということです。

優れた漫画家とは、すなわち優れた演出家です。
優れた監督です。
何をどう描いて、どの角度から表現するか。

少し脱線しますが、いまだに忘れられないのが、
手塚治虫の『火の鳥』の未来編で、手塚漫画に欠かせないロックが、
コンピューターのダニューバーに言われて、恋人と別れるシーンがあるのですが、
そのシーンは、台詞無く、短いカットでつないでるのですが、
名シーンの教科書です。

閑話休題。

別マへの投稿作品に対する、編集者の方々の的確な批評は、
非常に勉強になります。

さて、

アオハライドですが。。

やはり、咲坂節が効いているというか。
非常に面白く、今後の展開が期待されます。
ヒロインがとても日本的で、周りの空気ばかりを読んで、
わざと自分を格下に見せる子で。
男の子は、中学時代の友達だけど、
久しぶりに会ってみると、性格が真逆になっている。

どうなるのでしょうか!
やっと、1月開始アニメの第1話を全部見終わりました。
そのうえでの、順位と雑感です。

1位フラクタル(フジテレビ、ノイタミナ枠)
2位放浪息子(フジテレビ、ノイタミナ枠)
3位Rio rainbowgate(BS11)

以下、順位なし。
夢喰いメリー、ゴシック、こどもの時間、
お兄ちゃんのことなんか全然すきじゃないんだからね、
インフィニティ・ストラトス。

はい。

今期は、はっきり言って、はずればっかりです。
大人向けのものがないというか。
二番煎じのものも多数。

ゴシックは、桜庭一樹さんのラノベが原作ですが、
非常につまらない。
細部がいい加減すぎるし、キャラに魅力はないし、めちゃくちゃ。
そのうえ、竜騎士07系の、うみねこ、ひぐらしシリーズと似ている。
第1話で挫折。

夢喰いメリーは、昨今溢れかえっている、パラレルワールドもの。
それも、夢とうつつとは、古すぎる。
加えて、メリー役の声優さん、佐倉さんが、平野綾の影響を受けすぎている。
つまらない。新鮮味まったくなし。

こどものじかんは、10秒で挫折。
先生の絵が気持ち悪い。
それに子供達の尖った顎、CLANNADやAIRの影響濃い絵、
それも質が悪い。
ゴミみたいなアニメ。

お兄ちゃんのことなんか全然好きじゃないんだからね、
は、流行の兄妹アニメの流れにのって出てきた。
しかし、ヨスガや俺妹に比べ、さらに変態度が高い。
そして、絵の質が悪い。
なんでしょう、あの手足が馬鹿に細くて長い身体は。
違和感を強く感じるし、ありえなさすぎる馬鹿話に辟易。

・・・・・・・・・・・・・・
そして、

第3位、Rio rainbowgate

このアニメは、中の下程度ですが、今回は三位。
今期のアニメはレベルが低すぎるからです。
リオという、凄腕ディーラーの話です。
したがって、毎回、リオが、ポーカーやルーレットで対決する。
ポーカーの勉強になります。
日本で一般的なポーカーは、クローズドポーカーというポーカーですが、
カジノなどでの定番は、テキサス・ホールデムやスタッドポーカー。
映画『シンシナティ・キッド』を見ていたこともあり、
ポーカーに興味があったので見ました。
井上麻理奈さんの落ち着いた声もいい。

ただし、ミント役の竹達さんの声が、てぃんくるのミリアに
聞こえて仕方ない・・・。

・・・・・・・・・・


第2位放浪息子

これは話題の問題作です。
中学生の話なんですが、
女の子になりたい男の子と、
男の子になりたい女の子との物語。

自分の子供がこうなったらどうしますか?

私が思ったのは、新海誠監督の影響が非常に強いこと。
この感傷、このシーン、このカット。
どれもこれも新海誠世代の影響が感じられる。
そのうえ、モノローグが少々くどい。しつこい。
もっと、淡々と描けばよかったんでは、と思える。

しかし、最近の中学校は、もはやこんなところなんでしょうか?
これは、ある意味、見るべきアニメです。
現代の特徴を結構出しているので。



第1位フラクタル。

東浩紀氏の原案だけあって、このタイトル。
数学者ブノワ・マンデルブロ(だっけ?)の幾何学の概念、フラクタル。
部分が全体に自己相似しているという現象のことを言います。
山本寛監督。

しかし、ナウシカの影響を受けすぎています。
これはこれで、ジブリ世代の呪縛を逃れていない作品です。
そのうえ、忘念のザムドのような感じも多分にあり。
今後の展開を期待したい部分もありますが、
ヒロインは完全にナウシカやナキアミ系です。
そして、やっぱりひどく感傷的で清々しいような作品。

だから、新しさはないね。

もっと、新しいものを求めます。


P.S

冬ドラマは以下の通り。

1位、国選弁護人
2位、美しい隣人

以下、ランク外。
コントロール→ガリレオのパクリ
今期は、犯罪もののドラマ大すぎ。
てっぱんネタだからでしょうか。
北川景子のプロファイラーとか、信憑性なさすぎ。
申し訳ないけど、馬鹿まるだし。


以上、総合レビューでした。






現在、ITune Storeの無料アプリ中、3位にランクイン。
面白いアプリです。

このアプリは絵からわかるように、
手紙を入れたガラス瓶を海に投げる、という趣旨のアプリです。
すると、見知らぬ誰かが、自分が投げたボトルを拾ってくれる。
運が良ければ、その誰かから返事がくることもある。
ただし、もちろんお互いにアドレスなどは、
メッセージに書かないかぎり、一切わかりません。
瓶が流れ着くのは、日本だけではなく、世界各国のIphone、
Ipadユーザーからという広告も魅力的。

また、自分が流した一つのメッセージは、
一人の人が受け取るのではなく、多数の人が受け取ります。
これが重要な点です。

そこで、私は実験をしてみました。

まず、本当に外国からメッセージが流れ着いてくるのか、ということ。
そこで、私は、「外国から来たことある?」や、
「ヨーロッパから来たことある?」と流してみました。

すると、たくさんリプライがあり、
韓国、中国、台湾などが多く、アメリカ、イタリアも少数いらっしゃいました。
ただし、その多くが、なぜかFromアメリカとなっているのに、
日本語のメッセージだという場合が多数なのです。
イタリアからメッセージが来た人もそう言ってました。
さらに、リプライをくれた人とその理由について話あっていると、
ある一つの仮説に行き当たりました。
おそらく、外国から送られたもので日本文のものは、
必ずしも日本人が打ったものではなく、
Iphoneなどに日本語キーボードを追加しているからではないか?
という説です。
たしかに、その人自身はキーボードでロシア語を追加されていましたし、
私自身、中国語、ロシア、ハングル、フラ語、独語を追加していました。
なので、ウムラウトや、アクセント記号、キリル文字、等うてます。

しかし、わざわざ、外国の人が日本語でメッセージを送ったものが、
たまたま日本に流れ着くのかなって思ったりもします。
そんな可能性、限りなく低いです。
ちゃんと日本文で意味も通らないといけないし。

私もためしに、英文で送ってみましたが、
返ってくるのは英文ですが、やっぱりFrom日本しかありません。
いまのところ、一件も外国からきません。

今日面白かったのは、
「オススメの本は?」と流してみると、

「実は暗い、ムーミンシリーズ」と返ってきたのが面白かったです。

読んでみようかな。

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プロフィール
HN:
海馬浬弧
性別:
女性
自己紹介:
言語学者、哲学者、文学者、サイバネティック学者である、
海馬浬弧による本、映画、アニメ、音楽、その他、
あらゆることに関するレビューログ。
私生活については一切書きません。7カ国語堪能。
独断と偏見に充ち満ちているため、不快に思われる方もいらっしゃるでしょうが、これも現代の歪みの一つだと思って、
どうかお許し下さいませ。
リンクは才能豊かな知人の方々なので、ぜひ。
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