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あらゆる事柄に関するレビューログ。 #kaibaricot
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1994年、ロシア・フランス共同制作。
アカデミー最優秀外国語映画賞受賞作品。
原題は偽りの太陽って感じでしょうか。

ニキータ・ミハルコフが主演、監督。
実の娘であるナージャ・ミハルコフが娘役で出ている。

初めは、なんかパッとしない映画、と思ってみていました。
舞台は1930年代のロシア。
主役は実在したコトフ大佐。
革命の英雄で、スターリンとも昵懇。

これはロシアの複雑な歴史を知っていないと理解しがたい映画です。
つまりは30年代の大粛清を、淡々とある特殊な視点から描いたものです。

マルーシャに恋をする男ミーチャ。
しかしミーチャはコトフ大佐により外国へ追いやられ、
その後コトフ大佐は、マルーシャと結婚する。
10年経ってミーチャは帰って来るも、
かつて好きだった女性はすでにコトフ大佐に奪われている。
だから彼は嫉妬、私怨から、コトフ大佐を「密告」する。
もちろん、コトフ大佐に密告されるような、理由はない。
当時のロシアは、ちゃんとした裁判など行われず、
密告されただけで、銃殺へ直結していたのでした。

重要なシーンに登場する火の玉はなんなのか。

いくつかのサイトでは、みなさん、
あれこそが「偽りの太陽」という解釈を与えています。
しかし、本当にそうなのでしょうか。

あれは、なんていうか、死んでいった人々、
というか、ある日突然連れ去られ、言ってみれば「夜と霧」へ消えていった人々の、
魂、想い、みたいなものではないでしょうか。

偽りの太陽はスターリンそれ自身であると思うのです。
ラスト近くの気球のシーンからも、そんな気がします。

いずれにせよ、あの火の玉は、この映画にとって重要なものですね。
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海馬浬弧
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自己紹介:
言語学者、哲学者、文学者、サイバネティック学者である、
海馬浬弧による本、映画、アニメ、音楽、その他、
あらゆることに関するレビューログ。
私生活については一切書きません。7カ国語堪能。
独断と偏見に充ち満ちているため、不快に思われる方もいらっしゃるでしょうが、これも現代の歪みの一つだと思って、
どうかお許し下さいませ。
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